2006年02月06日

アーティストのプライド

HAWAIIAN6というバンドが憤っている。

TBS系で放送された「ガチバカ!」というドラマで、 彼らの楽曲が無断で利用されたとのこと。
彼らはPIZZA OF DEATHというレーベルに所属している。
レーベルは、

民放では「音楽チャートを紹介する際にPVを使う」など、 音楽自体を尊重する形で以外、ピザバンドの音楽・映像などが使われることは通常お断りしています。
(PIZZA OF DEATH公式HPより。全文はココ

という姿勢で、レーベルとしてもかなりおかんむりである。

こういう場合に問題になるのは「著作権」というものだが、
ふつうに著作権という場合(狭義の著作権)は著作財産権を指している。
著作財産権は著作物の利害に関わる部分の権利。
音楽に関してはこの著作財産権はJASRACによってそのほとんどが一括管理されている。
今回のHAWAIIAN6の楽曲もJASRACが管理しており、
TBSはJASRACを通じて使用料を払っている。
要は、金の面では何の問題もない、ということですね。

ここで問題になっているのは「(広義の)著作権」に含まれるもう一つ、
著作人格権だ。
BGMで使用されることが著作人格権を侵害する行為にあたるという。
ここで問題になってくるのが作り手の気持ちというもの。
今回作り手は自分たちの音楽をBGMでは使って欲しくない、
という気持ちをもっていた。
この気持ちに反しているという点で、どうこう言っても著作人格権には反しているという。
(この主張が正しいかどうかは色々な解説を読んだけど、ちょっと自信ありません。詳しい方教えて下さい。)

ものを創作する、アーティストとして自分の作品を勝手に使われることは、
確かに不快なことなのだろう。
アーティスト的側面のない自分には、著作権は金とか商売とかの範囲の問題で、プライドの部分にまで及んでいるとは知りませんでした。
今回の件に関しても、プロモーションにお金がかかるなかで、
地上波のゴールデンに曲がかかるなんてラッキーじゃねーか、
なんて思っていたけれど、やっぱりそういう目で見られるのが嫌だッ、
っていうプライドは素晴らしいと思いました。

しかししかし、
テレビ局がいちいち著作者にBGMの使用許諾を取るなんてことは、
できるんでしょうかね。
「ガチバカ!」のサイトでも一切このことには触れられていないし。

レーベル側は着メロやカラオケに関しても不満の声をあげています。
今後の対応がきになります。

 


 

やっと卒論が終わって、マジで気が楽です。フリーダムです。
残り少ない学生生活を全力で楽しみます。
バトン回されましたので、次回書きます。



posted by AT$U-SHIT at 02:40| Comment(0) | TrackBack(8) | Music Business | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月24日

プロモーションビデオって何のこと?

好きなアーティストのプロモーションビデオ(PV)って、
見たくても意外と見られませんよね。
CSなんてブルジョアなものはうちにはありませんし。
多くの人が見られないようじゃプロモーションじゃねぇじゃんか。

promotion
1 昇進、進級
2 普及促進
3 発起、設立
4 販売促進(の製品)
ジーニアス英和辞典による

とのことです。
きっとPVのプロモーションって4番のことでしょう。
ようは楽曲やCDのサンプルとか広告に使うものですよね。

普通の広告やサンプル品を考えれば、
バイトを雇ってでも世間にばらまきたい、
とにかくばらまきたい、
というもののはず。
シャンプーとか、缶コーヒーとかよくありますが、
作るのにお金がかかるのが難点で、対効果を考えながらやらなければならないから大変でしょう。
「堀江社長逮捕」っていう号外も、
新聞の試供品といってもいいでしょうね。

では音楽はどうか。
PVや試聴音源を欲しがってる人、サイトはいくらでもあるでしょう。
たとえ部分であったとしても。
複製することは容易で、コストもかからない。
しかしレコード会社はなかなか提供しようとしないのが現実のようです。

たとえ提供したとしても、期間限定であったり、圧縮比率が高かったり。
ネットで試聴してみたら、音がシャリシャリしちゃってがっかり、
なんてことがよくあります。

レコード会社が難色を示す理由はなんと言っても、
複製の容易さ、
でしょう。
コストがかからないという点の、裏返し。
実体のある製品とはちがった難しさがあるようです。

しかししかし、
外資系レコード会社(タワレコとかHMVとか)が成功した要因は、
試聴機による消費者へのプロモーションである、
との見方もあります。
そう考えれば、レコード店に足を運ばずして全世界どこからでも試聴できるネットの世界をうまく利用すれば、 とても大きなプロモーション効果を得ることができるはず。

そう考えると、
コピーを防止するストリーミングや圧縮形式の開発は、
音楽出版の立場に立つ方々が本気になって取り組むといいと思うんだけどなぁ。

posted by AT$U-SHIT at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Music Business | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月23日

音楽市場は縮小傾向?

先日、音楽に熱い思いを持っている友だちのブログに、
「音楽市場は縮小して…」
と当然のように書き込み、
「縮小していない、むしろ拡大している分野もある」
と、おしかりを受けました。

その通り。
圧縮音楽分野でのダウンロード事業などは、音楽市場の新分野として爆発的な成長をしているといって間違いない。
自分が何気なく指摘したのは、
CD市場とそれに付随するプロモーション・広告市場のことであった。

音楽といえばCD、
というステレオタイプでした。お恥ずかしい。

友だちの記事は、インターネットがアーティストを救う、
という内容だった。
確かにインディーな活動をしている人には、マスへのアピールの大きな力になる。 ダウンロードサイトなどもCD流通に比べればリスクを抑えることができる分、知名度の低いアーティストを扱いやすい。

しかし、デメリットもあるはず。
これから考えてみます。

posted by AT$U-SHIT at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | Music Business | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。